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3月
24th
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ここで私たちは、歴史から学ぶことにしよう。1938年、アメリカのラジオ局が、オーソンウェルズのSF「宇宙戦争」のラジオドラマを報道した。内容は 「火星人がアメリカを襲っている」というものだが、そのドラマを実際のニュースだと誤解した人々がパニックを起こしてしまう。そのパニック現象を分析し た、社会心理学者・ハードレイ・キャントリルは、インタビュー調査に基づき、番組を聞いた人々を四つのタイプに分類した。

(1)放送内容の非現実性から「ドラマだろう」と判断し、パニックにならなかった人
(2)新聞のラジオ欄をチェックするなどして、それがドラマであることを確認した人
(3)番組の真偽を確認しようとしたが、失敗してしまった人
(4)何もしないまま、それをニュースだと信じてしまった人

キャ ントリルは、(1)のように、内容的な矛盾や妥当性を判断することを「内在的チェック」、また(2)のように、参考となる資料や証拠を探そうとすることを 「外在的チェック」と分類した。「内在的チェック」と「外在的チェック」、このダブルチェックを行うか否かが、流言に惑わされないための重要項目となる。 要は、「内容を疑うこと」と「内容を確かめること」が大切だという、あたりまえの話であるのだが。